桜は散りましたが、次々と華やかな花が咲く季節になりました。
日中は暖かいけれど、朝晩はまだ肌寒いですね。風邪をひかないように気をつけてください。

さて、2025年度から、65歳の方などへの帯状疱疹ワクチンの予防接種が、予防接種法に基づく定期接種の対象になりました。
接種することで、帯状疱疹やその合併症を予防できます。
定期予防接種は予防接種法に基づき、市町村長が行う予防接種です。今までは任意予防接種だったので、すべて自己負担でした。

<概要>

帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。

過去に水痘（水ぼうそう）にかかった時に体の中に潜伏した「水痘帯状疱疹ウイルス」が再活性化することにより、神経に沿って体の左右どちらかに帯状に、痛みを伴う水疱（水ぶくれ）が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。その痛みはかなりのものだと聞きます。

＜接種の対象者＞

・今年度65歳になる方
・70、75、80、85、90、95、100歳の方（令和7年度から令和11年度までの5年間の経過措置）
・100歳以上の方（令和7年度限りの措置）
・60～64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方

 <ワクチンの種類>

帯状疱疹ワクチンには生ワクチン、組換えワクチンの2種類があり、いずれか1種類を接種します。
各ワクチンは、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっています。
接種を希望される方は、医師とも相談の上、接種するワクチンをご検討ください。
市町によって接種できるワクチンが異なる場合と、接種開始時期に違いがあるため、詳細はお住まいの市町にお問い合わせください。ちなみに、金沢市は2025年8月開始の予定です。