のどの老化と「誤嚥性肺炎」(1)
~実は、危険な「むせ」や「咳き込み」~
近年は「誤嚥性肺炎」が増加しています。いまや高齢者にとって、癌などの3大疾患にも劣らぬほどの大きな死亡リスクとなっているのです。
若い頃は何でもなかった飲み込みが、むせたり、咳き込むようになっていませんか?
足腰に比べると、のどの老化は気づきにくいものです。
のどの老化で一番怖いのは肺炎(誤嚥性肺炎)です。
口から入った食べ物や飲み物、唾液が食道ではなく、誤って気道(空気の通り道)に入ることを「誤嚥」といいます。口の中やのどにいた細菌やウイルスが気道に入ることで、肺炎が起きることがあるのです。
そこでまず、下のリストをチェックしてみてください。
誤嚥性肺炎を起こすリスクがあるかどうかを自分で確認することが目的のチェックリストです。

(1)は高齢であるかどうか。高齢であるほど、免疫力が低下している可能性があるので、リスクは高くなります。
(2)~(6)は動脈硬化のリスク。「誤嚥性肺炎と動脈硬化がどういう関係にあるの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。 でも大きな原因の1つなのです。例えば高血圧や糖尿病などで動脈硬化が進んでいると、脳の嚥下反射やせき反射(気道に異物が入ったときに起こる防御反応で、咳をすることで異物を体外に排出する反射運動)を起こす機能が低下して、誤嚥しやすくなります。
(7)は逆流性食道炎(胃食道逆流症)があるかどうかのチェックです。胸焼けは胃酸の逆流によって起こります。胃食道逆流症は誤嚥性肺炎のリスクとして知られており、胸焼けしやすい人は誤嚥性肺炎のリスクも高くなるのです。
(8)~(10)はのどの筋力低下があるかどうかをチェックしています。
さて、チェックの結果はいかがだったでしょうか?

