誤嚥性肺炎について(2)
~免疫は70代で若い時の1割まで下がる~
セルフチェックの結果はいかがでしたか?
ここからは、ご自分の結果を踏まえた上でお読みください。
<誤嚥性肺炎の対策>
原因の1つは免疫力の低下。 肺炎で亡くなる人の97%以上が65歳以上の高齢者です。
免疫力とは細菌やウイルスなどの侵入や増殖を防ぐ力のこと。 また、がん細胞の発生や増殖を抑える力もあります。このため、高齢になると肺炎やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなり、がんにもなりやすくなるのです。
ただ免疫力には個人差があり、同じ年齢でも感染症にかかりやすい人もいれば、かかりにくい人もいます。これは免疫力の差によるものと考えられます。ところが、免疫力というのは簡単に測定することができません。
一方で、誰でも確実に免疫力を上げる方法があります。それはワクチンです。
肺炎も肺炎球菌ワクチンの接種によって、発症を防いだり、重症化を防ぐことができます。
65歳以上の方は、公費でワクチン接種の補助が受けられます。市町村から接種の案内が来たら、是非受けていただきたいものです。
<ワクチン以外の対策>
誤嚥性肺炎は慢性的に起こり、発症後の予後は不良といわれ、1年以内に亡くなる方もいます。食事中に咳き込んだり、むせたりすることが気になったら、医師に相談してみましょう。
その他の対策としては、嚥下体操などのトレーニング、口の清潔を保つ、食事の姿勢や形態の工夫、禁煙があります。

